ワールドプラットフォームサービス　プランニングチーム・中原裕喜さん

ワールドグループの個性豊かな仲間を紹介する「WORLD PEOPLE」よりワールドプラットフォームサービス　プランニングチームの中原裕喜さんのインタビューをお届けします。（2021年7月15日の記事から）

*（株）ワールドスペースソリューションズは2022年4月1日に（株）ワールドプラットフォームサービスに社名変更をしました。記事は取材当時の社名で掲載しております。

社内だけでなく、社外のデザインも手掛けています

＿ワールドに入社される前は、どのようなお仕事をされていたのですか？

インテリアデザインの会社に勤めていました。幼い頃から建築やインテリアが大好きで、近所に建設途中の一軒家とかがあると、その工事をずっと見ているような子供でした。地元は広島なのですが、東京の専門学校を出た後、デザイン事務所に入社し、当時は建築パースと呼ばれる完成予想図の担当をしていました。それからいくつかのデザイン事務所を経て、2007年にワールドへ入社しました。

＿入社後はどのような業務をされていたのですか？

最初はプロジェクトマネジメントです。簡単に言うと、設計から施工までの進行業務ですね。その後、ワールドがホールディングスとなったタイミングで、ワールドスペースソリューションズ*という会社ができ、ぼくは設計課（現在のプランニング課）に配属され、デザインを担当することになりました。

＿ワールドスペースソリューションズ*は、社内だけでなく、社外の店舗デザインなども多く手掛けられていると聞きました。

はい。最近だと、JR西日本グループが展開しているヴィアインというホテルや、兵庫にある三田屋本店さまというステーキ屋さんなど、社内外を問わず、色々とやらせていただいています。

多くのスタッフが利用されているのを見て安心しました

＿社内で手掛けられた案件ですと、今日お話をうかがっている北青山ビル14FにできたPARKも中原さんがご担当されたのですね。
このPARKというスペースはどのような経緯で生まれたのでしょうか？

コロナの影響でテレワークが多くなり、みなさん外に出る機会も減りましたよね。そんなこともあり、出社した時に少しでも外の空気を感じてもらいたいというコンセプトのもと、このPARKが生まれました。

 

＿デザインされる上で大変だったことなどありますか？

テラスですかね。それまでのデッキを張り替えるだけでなく、新たに芝の丘を作ったりもしたので、想定よりもコストはかかりました。ちなみに芝のエリアを平坦ではなく丘にしたのは、芝に寝転がってもらいたいという思いからです（笑）。

また、屋内に設けたライブラリーコーナーは、各事業会社が保管していた洋書などを集めました。ただ保管するだけではもったいないので、社員の方々に見てもらえたらというのが設置の理由です。

＿完成されたPARKを見て、改善したいところなどありますか？

ソーシャルディスタンス的な問題もあり、椅子を間引いたり、アクリル板を置いたりしているので、現状は本来のあるべき姿ではありません。なので、1日でも早く、ぼくらがイメージした空間になってくれたらと思っています。ただ今日のように、多くの方が利用してくださっているのを見ると、作ってよかったなと思います。

より心地よく、働きやすい環境づくりを…

＿では最後に今後の夢などあれば教えてください。

この北青山ビルはこのPARK以外に12階のデザインも以前担当し、今後5階と7階のリニューアルも予定しています。実現できるかわかりませんが、いつか他のフロアもリニューアルできたらと。

またグループ会社であるナルミヤ・インターナショナルのオフィスが1フロア900坪という広大なスペースに引っ越しされる予定なのですが、その担当もさせてもらっているので、スタッフの方々に快適な環境を提供できるように頑張りたいです。

働き方が変化する中で、ワールドグループの社員がより働きやすい環境を整えていきたいと思っています。
0から１を生む作業は大変なことが多いのですが、どんなことにも好奇心をもって楽しみながら挑戦できればと思っています。

【プロフィール】
なかはらひろき／1966年生まれ、広島県出身。いくつかのインテリアデザイン会社を経て、2007年にワールドへ入社。現在は株式会社ワールドプラットフォームサービスのプランニングチームにて社内外の空間設計を担当。インテリアデザイン一筋32年。好きなプロダクトデザイナーは、ハンス・J・ウェグナー。