ワールドグループのものづくりを支え、外販拡大へ|Idiom
ワールドグループのチーム紹介「OURTEAM」より Idiom(イディオム)をご紹介します (2021年3月15日 ワールドグループ社内報の記事から)
ワールドグループ内のブランドに加えて、強化する外販事業では、これまで培った提案力で、ODMからユニフォーム事業へと拡大をしています。昨年から取り組む医療用ガウンでは、先日経済産業大臣から“医療物資の増産への取組み”に対して感謝状が贈られました。3名のインタビューと共にぜひご覧ください。
複数のキッズブランドでの経験を活かし、外販事業にも
パタンナー 香曽我部 圭子さん
小さなもの、大人サイズを小さくしたようなものが好き。そこからキッズの専門職に。
短大卒業後、パタンナーを希望していたので、専門学校で再び学びました。小さな頃から母が服作りをしているのを見て、編み物や生地が服になる過程に興味を持ち、立体になるのって面白いな、どうやってつくるのだろうと考えていたのがきっかけかもしれません。キッズのパタンナーになったのは、就職活動をしている時に先生から「あなたは、子供服が合うと思う」と言われたのがきっかけ。その時はピンとしていませんでしたが、小さいものも好きでしたし合っていたのかなと思います。
その後、子供服専門のメーカーに就職をしました。ワールドに転職してからは、当時開発したキッズ・ベビー服専門のブランドの後、キッズPJTやブランドを経て、Idiomに異動しました。転職をする時に、他の世界も見てみたいなと考えたのですが、結局キッズのパタンナー一筋になりましたね。
今は外販事業の割合も増えています。グループ内のブランドと異なり、先様の要望に対してコストも考えながら提案をするのは難しさもありますが、今後更に広がると思います。
キッズは乳児期、幼児期にかけての年齢毎の体型の変化に沿うことが何より大切。大人服とは異なる知識が必要ですが、トレンドは大人の影響を受けたりします。今はシルエットも大きめ、だぼっとしたデザインが増えていますし、女の子のスカートはひざ上からひざ下の長めになっています。もちろん安全性も考慮しますが、こうしたトレンドをどう入れていくかも大切なので市場も見に行きます。
この仕事をしている喜びは、やはり街で着ているお客様を見かけた時ですね。嬉しくて、声を掛けたい気持ちになります。
ワールドグループは“人”が面白いから、提案も広がる
Goods課 Fashion goodsチーム 製造コントロール 鳴美 裕之さん
バッグに関わって、これまで一筋。今後はグループの強みも活かして、アイテムも広げたい。
学生の時は全く別の事を学んでいて、就職活動をする時に、いざ自分の部屋を見まわしてみたら、バッグがたくさんあるなぁと。自分の好きなものを仕事にするのが良いだろうと、大阪のバッグメーカー就職をしました。そこで丸9年、バッグの営業や問屋さん回りをしたり、量販店向けの営業やアパレルのOEMをやりました。取引先にはワールドやその他の大手アパレルメーカーもありました。
ワールドグループには2017年にWP2に入社して丸4年になります。転職をして感じたのはやっぱり商品が動く量が圧倒的に多く、型数も多いこと。外販は現在はしまむらさんがメインです。
売れるアイテムはどんどん変化しますから、昨年からこの状況でトラベルバッグは厳しいですが、PCケースとか、マスクケースでも抗菌タイプが出てきている。機能はやはりお客様が決定する際に心を動かしますよね。最終的にこの仕事をやっていて嬉しいのは、やっぱりメーカーさんに「これ売れたよ」と言ってもらった時ですね。
ワールドグループに入って感じたのは、Idiomだけでなく、事業部のメンバーとコミュニケーションができて、本当にいろいろな人が居てやっぱり面白いし、刺激になっています。人が面白い会社だなと。将来の夢ですか?せっかくワールドグループに来たので、バッグ以外のアイテムもやってみたいなと思います。例えばライフスタイルグッズとか。大学の時探検部だったんですよ、キャンプとか、釣った魚をさばいたり。なので、アウトドア系の商品も手掛けてみたいです。
我々の強みであるつくり場を大切に。新たな素材にもチャレンジ。
Goods課 Fashion goodsチーム カテゴリーリーダー 竹内 俊勝さん
バッグのデザインは立体的で楽しい。提案力を高め、外販も一層広げたい。
レディース中心のバッグメーカーに勤務したあと2016年にWP2に入社しました。学生の時は工業デザインの勉強をしていたのですが、バッグのデザインに興味を持ち、企画職でデザイナーとして入社しました。GMSから百貨店ブランドまで広く手掛けていたのですが、途中で作ったものを売ることにも興味を持ち、元々数字が好きだったということもあり、営業も行いました。
ワールドグループに入社したのは、WP2に雑貨部があった時で、これから外販を強化するという時期でした。内販、外販ともに手掛け「ティーケー タケオキクチ」では、絵型の提案も行います。
これまでの印象的な仕事としては幾つかありますが、日テレ7(セブン)用に企画した、元宝塚歌劇団の方との共同開発。2WAYトートバッグとポシェットのセットは本当によく売れて、次回も予定しています。
外販は更に今後広げ、新しい提案もできるように幅を広げたいですね。分かり易い例でいうと以前の主流であったA4が入るバッグは、どんどん変わっています。持つのもお手入れも楽で、カジュアルなやわらかなもの、更に日本ならではの生活様式やモチベーションに合わせた提案が必要です。それからGMSなどのカジュアルな業態でも、サステナブルやリサイクルにお客様は敏感なんです。そいった意味で、今WP2バンコクが手掛けている「CYCLO(サイクロ)」という素材は、再生コットンで今後に期待しています。
(株)Idiom 社長 田所 裕一さんより
医療用ガウンでの貢献に対して、経済産業大臣から贈られた 感謝状を持つ田所さん(右)。WP2大峯さんと共に。Idiomは営業の下に大きく2つ、グッズ課とアパレル課があり、その下にそれぞれシューズ、ファッショングッズ、アパレルはミドルロワー、ミドルアッパーという組織で編成されています。ワールドグループでは、これまで幾つかの部署でODMやユニフォームを手掛けてきましたが、実績も検証もでき、今後はIdiomに集約するということで、メンバーも増えています。
OEMやODMメーカーはたくさんあり、歴史ある大手もあります。でもワールドグループのIdiomならではの強みは断然ありまよね。それはワールドの他のプラットフォームも同じですが、アパレルメーカーで、自分たちでブランド開発をして運営をしてきたという経験です。ですからワールドと協業したいという価値を感じて頂きたいですし、実際にその様な依頼も多く、コラボ開発に繋がっています。開発、店頭、販売までを一気通貫で見渡しながら、内販は事業部と共により価値を高め、外販はグループのネットワークを活用して更に強化していきたいですね。